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武豊26年G1前人未到100勝/マイルCS

Cimg3246<マイルCS>◇17日=京都◇G1◇芝1600メートル◇3歳上◇出走18頭

 天才ジョッキーがついにG1・100勝に到達した。武豊騎手(44)は2番人気トーセンラー(牡5、藤原英)に騎乗、後方から最速の上がり33秒3の末脚を引き出して鮮やかに差し切り、JRA、地方、海外の通算G1勝利を3桁の大台に乗せた。1988年(昭63)菊花賞(スーパークリーク)の初G1から足掛け26年、昨年のサダムパテックに続く連覇で打ち立てた金字塔は、だれも破れない不滅の記録となる。

 今までも、そしてこれからもこの数字を破るジョッキーは現れないだろう。トーセンラーを見事にエスコートした武豊が、先頭でゴール板を駆け抜けた。G1通算100勝目。競馬史にまた大記録を刻んだ。

 勝負勘がさえわたった。長めの距離を専門にしてきた相棒にとってマイルは初。前走から800メートルも短い未知の領域で、流れに乗せた。後方で脚をため、3~4コーナーから進出。直線で一気に爆発させた。上がり最速33秒3の豪脚で、まとめて差し切った。「すごい反応。直線半ばで勝てると確信した。こんな脚を使ったのは初めて。乗ってて驚くほどの末脚だった」。100勝よりも、終わったばかりのレースに興奮した。

 「ジョッキーになってからずっと積み重ねてきた数字。うれしいね」。デビュー2年目の88年菊花賞で初めてG1を手にしてから、毎年欠かさず積み上げ四半世紀。同じ京都競馬場で大記録に到達した。思い出深いディープインパクトの産駒。今年のダービーも同産駒のキズナで制し、99勝と王手をかけてから半年たっていた。「今日の直線、(ディープに)似てなかった? フォームとか。それを出したかったんや」とニヤリ。最強の7冠馬をほうふつさせた。

 JRAで68勝、地方の統一G1で25勝、海外で7勝。今年重賞11勝は内田騎手と並ぶ首位だ。苦しみを乗り越えて今がある。10年の毎日杯で落馬して左鎖骨遠位端骨折、腰椎(つい)横突起骨折。懸命なリハビリも、なかなか改善せず「本当に治るのか…。治らないんじゃないか」と何度も不安がよぎった。11年はJRA・G1未勝利。常に争っていたリーディングの座も、遠ざかった。ようやくトンネルから抜け出したのが、昨年のマイルCS。「ダービーを勝った時よりもメールが来た」と笑い、「ちょっと気持ちが楽になった」と本音を漏らしていた。

 不滅の記録も通過点。「凱旋門賞を早く勝ちたい」と日本の悲願に思いをはせた。天才はこれからも「前人未到」「史上初」に挑み続ける。【平本果那】

 [2013年11月18日9時0分 紙面から]

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武豊騎手、G1通算100勝おめでとうございます。

まさしく前人未到の大記録です。

90年以降の日本競馬界の歴史は、武豊騎手の記録とともにあるみたいに感じます。

振り返ってみると、G1通算19勝目辺りから観てるみたいですね。

そういえば、通算1,000勝を生で観るため、小倉競馬場まで出向いたこともありました。(笑)

小倉競馬場は武豊騎手にとって、大得意なコースですよね。

有名ジョッキーを生で観る機会なんて少ないけど、武豊騎手は地方の交流戦にも積極的に参戦して、地方のファンも楽しませる努力を絶え間なくしてるし。

ここ2~3年間は落馬の影響もあってか、通常の勝ち星にも恵まれない時期があったりして、G1の勝利数も激減しちゃってました。

そんな中、今年の日本ダービーをキズナで制し、そしてトーセンラーで、ついに記念すべきG1通算100勝を達成しました。

日頃の絶え間ない努力の結果が前人未到の記録に繋がったものでしょう。

これからも後輩騎手の良き見本となって、現役を続けて欲しいものです。

ほんとに、おめでとう武豊騎手

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